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TAKAのハイノート

 フロムミュージック 所属TAKAが参加するDIAMOND☆DOGSの公演を見た。DIAMOND☆DOGSには、同じくフロムミュージックから咲山類も参加している。咲山類のコメントはこのブログ内の記事を参考にされたい。
 今回の公演は8日間10回公演であった。僕は初日と一昨日、昨日で4回見たが、TAKAの調子が日に日に上がっていくの目の当たりにした。毎公演の最後の曲がリプリーズ(reprise=繰り返し演奏されること。つまり一回やった曲をもう一回やること。なぜか日本ミュージカル業界ではリプライズと言っているが、間違い!)され、最後の音をロングトーンで伸ばす為に、TAKAは身構えた。ロングトーンの直前のフレーズをいつもより少しだけ崩して歌った。

「こいつ、やる気だな!!」

僕は心の中でつぶやいた。

僕はトランペットを吹いているのでわかるのだが、高音域を出す為には、ブレスコントロールが、大変重要であり、そのために大量の空気を瞬時に吸わなければならない。それで、直前のフレーズを少し変えて(といっても、お客さんにはほとんどわからない)0.2秒位、息を吸う時間を増やした。
こうしてたっぷりと息を吸ったTAKAは、最後の音E(ドレミのミ)を歌い出す。
そのE(ミ)の音は一気に加速しB(シ)の音に上がる。
そしてオクターブ上のE(ミ)の音へ!
(今日は昼夜2回公演だったが1回目の公演の時はここで会場が「ウワー!!」と大歓声になった)

しかしこれでは終わらなかった。

その高いE(High-E)を歌うTAKAは、さらに体を幾分震わせながら、

High-F、High-F#を、通り越して

High-G(高いソ)に持ち上げたのだ!!!

”絞り出す”とはまさにこのことであろう。
正真正銘ロックボーカリストTAKAがそこにいた。

 僕はスタジオレコーディングの仕事をしているから、プロボーカリストに知り合いが多いし、彼らのテクニックや音域も熟知しているつもりだ。ファルセット(裏声)で高いE(High-E)を歌う男性ボーカリストはそこそこ知っている。しかし”表声”でそれを凌ぐHigh-G(高いソ)をヒットさせ、ロングトーン出来るボーカリストには、初めて出会った!

正確に言うと、”出会った”のではない。
二年前に名古屋から西も東もわからず出てきて、うちの事務所の門を叩き、僕のことを師匠と呼ぶその青年は、二年の月日を費やして僕の周りで一番のハイノートヒッターボーカリストに”成長”したのである。

このエンディングのドラマは、おそらく僅か15秒位のことであろう。だがしかし、僕の耳と目にはスローモーションのようにはっきりと、くっきりと記憶された。

こんなうれしいことは、すぐに言わないと気が済まない。
僕を迎えにきた副社長の車の中で、
「TAKAのやつ、オーラス(All Last)のエンディングでハイゲー(High-Gのビッグバンド業界読み)当てやがってさぁ・・・」
堰を切ったように話しまくる一人の音楽家がいたのである(つまり僕)

   posted by フロムミュージック トゥワールド
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theme : j-pop
genre : 音楽

tag : フロムミュージック 咲山類 TAKA カウクロ

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